SUZUKI YUYA | FXの兼業トレーダー日記

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フェイクニュースを作るだけで年商7000万!?フェイクニュースサイト「ハズラーズ」とは?

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フェイクニュースサイト「Huzlers」 https://www.huzlers.com/

 

先程、Mr.サンデー(ニュース番組)を見ていたら、フェイクニュース特集みたいものをやっていた。

 

その中でフェイクニュースを作って年商7000万もの売上を上げるフェイクニュースサイト「ハズラーズ(Huzlers)」が取り上げられていた。

 

マジマジと真剣に見ていたわけではなかったが、少し興味が湧いてしまい、番組を見ながらこのハズラーズを調べてみた。

 

運営者はアメリカ人で21歳の若者

フェイクニュースサイト「ハズラーズ」の運営者はアメリカ人の若者、ミスターデイビットだ。彼は21歳で会社を辞め、友人と2人で会社を立ち上げる。その会社で運営しているのがウェブサイトがこのハズラーズというわけだ。

 

番組では詳しく説明されていなかったので、現在21歳なのか、それとも会社を設立した時が21歳だったのか、それは確証が無い。アメリカに居る若者がハズラーズを作った。

 

トップの写真を見て貰えればわかる通り、アメリカのウェブサイトだ。基本的に英語で書かれており、日本人の私達には馴染みの無いサイト。

 

ミスターデイビットはスマートフォンでフェイクニュースを書いており、まるでメールの返信をするかのようにポチポチと記事を作っている。

 

番組「何故フェイクニュースを作るのですか?」

 

ミスターデイビット「取材に行かなくていいし、記事を作るのが簡単だからだよ。簡単に注目を集められるから、お金がたくさん稼げる。」

 

インタビュアーの質問に答えるミスターデイビットは、まさにズル賢くてお金に汚いIT長者みたいな感じであった。

 

フェイクニュースで年商7000万

年商7000万、すごいのか、すごくないのか、イマイチわかりずらい数値だが、アフィリエイトの知識がいくらかある私には、すごい数字だと思う。

 

専用のシステム開発やライターを大量に抱えている大手メディア会社でもない限り、ウェブサイトの運営費というのはまるで掛からない。私もこのブログの運営費は、年間にして1万前後、強いていうならば大量の私の時間が注ぎ込まれているぐらいだ。

 

ハズラーズのウェブサイトにアクセスしてみたが、特段作り込まれている感じは見受けられないし、外部ウェブデザイナーに頼んでいたとしても年間500万もかかってはいないだろう。また先程のインタビュアーの質問に答えている様子から、ライターもそんなに抱えておらず、ニュース作成費もそんなにかかっていなさそうだ。

 

ウェブデザイナーを雇っているのか、自社ライターを抱えているのか、この2つだけでも色々と変わるが、ここではウェブデザイナーを雇っていない、ライターを抱えていない、つまりスタッフは創業者しかいない設定で、ミスターデイビットの年収を計算してみよう。

 

ミスターデイビットの年収は約1000万以上

アメリカの法人税が約40%ぐらいなので、売上から法人税を引いた粗利益が4200万、そこから諸々税とか経費とかで1200万ぐらいを引かれたとして、残るは3000万。そこから1000万を資金として貯蓄して、残るは2000万。

 

もし創業者と2人で折半なら1人頭1000万、そう考えると1つのウェブサイトだけでこれほどの利益を上げられることが出来ているのはすごくないだろうか。会社をパッとやめて、ひたすらフェイクニュースを書くだけで年収1000万以上である。

 

もちろん、私がアメリカの税やハズラーズの経営状態に詳しくない手前、物凄く雑な計算になってしまったが、それでもアメリカン・ドリームを感じるには十分な金額だ。

 

ハズラーズはフェイクニュースサイトだが

さて、番組内では人々を騙してアメリカン・ドリームを手にしたズル賢い若者といった向きで放送されていたが、私が軽く調べてみた結果、それは違うということがわかった。

 

まずハズラーズをGoogleで検索してみると、「Huzlers fake?」といったサジェストが出てくることから、アメリカではフェイクニュースサイトとして知名度が高いようだ。検索結果にはハズラーズについて言及している記事が結構ある。

 

色々と読み漁ってみると、次の事がわかった。気になる方はリンク先を読んでみて欲しい。

 

1.ハズラーズは衝撃的なフェイクニュースと風刺ニュースを上手く組みわせて、ニュースがフェイクであると訪問者がわかる状態にしてある。

2.ハズラーズの運営者、ミスターデイビットはこのサイトの記事がフェイクであると明言しており、サイトの免責事項にもフェイクであると記載されている。

 

出典 http://realorsatire.com/huzlers-com/

 

 つまり、日本でいうKyoko Shimbun News(虚構新聞社)と言ったところだ。虚構新聞はフェイクニュースサイトとして有名で、万が一ニュースが現実になったら謝罪するという面白いサイトだ。

 

Mr.サタデーではフェイクニュースを作る悪い奴らとは明言されていないものの、まるで犯罪者かのような見方をされても何ら不思議でない構成であった。ウケを狙ってバイアスが掛けているというか、検索リテラシーが低い層ならコロッと騙されていたと思う。

 

少し煮え切らない構成であったとはいえ、この特集も若干フェイクが混じっているというか・・・。私的にはフェイクニュースも怖いが、こういったバイアスがかかったニュースも怖い。テレビにはテレビの苦労があり、ある程度は仕方の無いことなのかもしれないが。

 

ネットのフェイクニュースは消えない

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フェイクニュースは結構前から少しずつ増えてきており、そしてこれからも増殖する傾向にある。最近はその勢いを増してきつつあり、ようやくテレビでも取り上げられてきたか、という感じである。

 

フェイクニュースが最近多くなってきた理由は、色々あるが主に2つ。

 

1つは誰でも気軽に情報を発信できるようになったことになり、取材や情報の精査など厳しい訓練を受けた記者以外が、積極的にネットメディアで情報発信してること。

 

もう1つはソーシャルネットワークの普及で、信頼指数が「公平性のあるメディア」から「人々が読んでいるニュース」に変わり、いいね!やアクセスの多い記事がそのまま信頼度として受け取られていることである。

 

深々と語っていくと長くなるのでここらへんで辞めるが、これからますますネットというのは現実世界に浸透していく。世界中全ての人がスマートフォンを持ち、ネットワークで全ての人が繋がる。

 

そうなった時、情報の受け取り手である私達のネットリテラシーが向上していないと、今よりもフェイクニュースが跋扈する世界になっているだろう。

 

消えていく公共性

もちろん、ネットメディアだけではなく、新聞やテレビにも注意しなければならない。今回のMr.サタデーの番組も、穿った見方をすればバイアスが掛かっているニュースだ。皮肉な言い方をすればフェイクニュースを紹介してるバイアスニュース、といったところか。

 

罰則を作ればいい、なんて声も聞くがフェイクニュースやバイアスニュースに罰則を適用するのは難しい。誰もが意図せずその様なニュースを流してしまう時があるのだから、それは1つ間違えると言論の自由を奪うに等しいものである。

 

ネットメディアの登場で新聞社やテレビ局などの大手メディアの力が弱まり、ついこの間には日本の半分以上の人々がネットメディアを主な情報収集元にしているとの調査結果が出た。

 

これからどんどんリアルとネットの境目が曖昧になる。リアルにネットが浸透するのはもちろん、ネットにリアルの利権関係が混じってくるようにもなる。

 

そうなれば公共性なんてものは今よりももっと薄くなる。そうなった時、日々触れるニュースにフェイクが混じってるか、バイアスが掛かってるかどうか、見極める手段を我々は持たなければならない。