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2018年、合理性を欠いたフリーランス増殖問題

 2018年になってからというものの、やたら副業についての情報やフリーランスの人間どもが目につく。

私自身も副業については何度か記事を書いており、然るべく励まれよと読者の背中を突き飛ばしてはいるのだが、それにしてもこのフリーランス強がり大会2018みたいな状況は心地よくない。

いやね、良いと思うよフリーランス。ただね、「稼げる」とか「自由だ」とかね、そういったものが全面に押し出てるばかりで、感情面にばっかり訴えかけるアァ~よぉりきりぃ~みたいな決め手だけ目立つことには危機感を抱くのだ。

うん、良いと思うんだ。好きなことをして生きていくって。素晴らしいと思うよ。でもね、やっぱり高々7桁稼いだぐらいで自分がスティーブジョブズかのように振舞ったり、職業の良さではなく「フリーランス」にこだわった良さに取りつかれているのは良くないと感じちゃうんだ私は。

好きに、自由に、って君の名は・・・・

  もしかしてヒトモドキ?

 

ヒトモドキとは、人のような形をした自由意志を持たない肉塊、と言うのだけれども、今まで好きに自由にしたことがないってヒトモドキたる由縁だよね。

まぁ、良いんだ目覚めたことに関しては。目覚めるのが遅かったのだよ君たちは。でもそれって別にフリーランスじゃなくても出来ると私は考えていて、会社勤めでも、プータローでも、別に好きなことで生きているわけだろう?

よく冷静に考えてみよ。やりたいことをやるってスーパー簡単なんだ。ホリエモン曰くバンジージャンプと同じで、ジャンプするだけで良い。それは環境次第ではなく、どんな状況でさえ、好きなことを選択できる。

それはフリーランスにならなくても構わない。「私はホニャララで、フリーランスになって良かったと思います」って、それはフリーランスになって良かったって意味?それとも「この職業を選んで良かったです」という意味かい?

後者ならばフリーランスどうこうっていうのは関係ない。そりゃ、人間は自分の卓越性を出せる職業に就いた方が幸せなのだから、そらそうだ。

君たちって何者なの?フリーランスっていう職業やってない?左から右へコロコロ転がして俺フリーランスでぇす。って、いやいや、君の職業はなんなのよ。

フリーランスという謎の職業

 フリーランスってどういう仕事なのだろう。自由の槍って危ないな。裸になってアアア!って槍投げる仕事かい?

でもフリーランスの多くがTwitterという小鳥さえずる大草原で平成最後の投擲合戦を繰り広げているわけだ。

フリーランスになった私を見て!今度の仕事はこんなに成功しました!これも○○さんとファンのおかげです!私が成功した秘訣は○○です!noteで980円で販売してます!皆さんも出来ますよ私の真似をすれば!

いやいやお前、それは与沢翼だろう。与沢翼って何の仕事してるか知ってる?私は知らない。彼が仕事らしいことしている姿を見たことがない。

多くのフリーランスがしてることがわからない。Twitterでほざくのがフリーランスの仕事なのだろうか?それとも情報商材モドキを売りつけるのがフリーランスの仕事?

フリーランスは合理性を欠いている

 世の大半の人は合理性を欠いているわけだけど、会社勤めしている多くの人間たちは「社会保障の厚い被雇用者」という一般的には合理的な選択をしているわけだ。

だっていつ吹き飛ぶかわからない状況の中、自分でも何をしているのかわからないような状態で、Twitterで必死にほざいて精々月7桁稼ぐのだったら、安定的な補償と成長に守られ、自身のキャリアを積み重ねることができて、他者との研磨し合う環境でじっくりと仕事する幸せな状態に居た方が良いわけだ。

自由という名の餌に釣られて本当は好きでも何でもないことで小銭をかき集める「フリーランス」ってのになるのは合理性を欠く行動なわけだよ。

いいかい、経済的自由を目指すのなら何千万や何億の可能性を追いかけるから合理性を伴うんだよ。これが経済的な合理性。

そして感情面、自分の人生における幸せ、最高善を求めるってのなら、本当に好きなことを仕事にして活躍するのが合理性を伴うんだよ、これが感情的な合理性。

実に9割のフリーランスは合理性を欠いているんじゃないか。

ビジネスは合理性が最も重要

 チャーリー・マンガーも言っているでしょ。最も重要な資質は「合理性」って。全てのビジネスには合理性があり、だからビジネスになるわけだ。

真に合理性を伴っているビジネスならばTwitterで喚かなくてもまったく構わない。Twitterで喘がなければ稼げないようなビジネスは、合理性の無いビジネスなんだよ。

この世の稼いでいる人間たちが全員Twitterに居るのか?違うでしょ、稼げるビジネスっていうのはそれをやってれば稼げるし、SNSを使わなくても良い戦略を展開できるビジネスなのである。

つまりTwitterでベロンベロンに喋っている暇があったら、自分の仕事に打ち込んだ方がいいわけ。というかTwitterなんて見てないで1日15時間ぐらいは黙って働け。

好きな仕事してるんでしょ?じゃあTwitterなんて無くても苦じゃないわけだ。むしろTwitterなんて邪魔なんだよ。

かと言ってフリーランスには夢やロマンや冒険の欠片もない

フリーランスになるのは挑戦なんでしょ?人生一度きりなんだからリスクは無視でリターンを追い求めているんだろ?

じゃあもっと大きいことをしなきゃ。Twitterで遊んでいる暇なんて無いし、情報発信なんて挑戦でも何でもないよ。

作家とか、ライターとか、この文章を書く仕事っていうのは無職でも詐欺師でも医師でも誰でもなれる仕事なんだよ。伝える価値がある情報は誰でも持っていて、それを伝えて金を貰うっていうのは終着点、人間のセーフティーネットだ。

そのセーフティーネットでポヨンポヨン跳ねているのが挑戦なら勘違いであろう。それは挑戦ではなく逃げ、人生の停滞だ。

フリーランスになる前はどんなことした?会社の経営陣と喧嘩したかい?会社の人間どもを全員敵に回したかい?ちゃんと環境と衝突して摩擦を起こしたか?

たかがそんなことも出来やしないのにフリーランスなんて笑ってしまうぜ。環境から全否定貰えるようなアイデアを持ってないのに夢を追い求めるってのは、そりゃ自己逃避だ。

今の環境で全力でやって、それでもダメだからフリーランスになる。自分の夢を追い求める。自分のことを考えて挑戦する。それからじゃないとダメなような気がするよ。

言うべき相手に言わずして黙って泣き寝入りして、フリーランスという偽りのエデンに逃げ込んでギャアギャギャ喚いて安住するって、私からすればみんな縮こまっているように見えるよ。

精神性が変わらなければ会社員でもフリーランスでも何一つ変わらない。

同調圧力に屈する人間は同調して滅びる

 こういったわけわからんフリーランスは、実は自身で選択しているようで他者と同調しているだけだ。フリーランスの道、という名の同調した生き方をしている。

一見、まるでオリジナルでアイデンティティに溢れたように感じるが、どれもこれも似たようなフリーランスばっかり。現に私は彼らの見分けがつかない。

誰が根源なのかというのは関係ない。流行りのフリーランスブームと雰囲気、そして合理性を欠いた行動をしてしまっている多数のフリーランスからの同調圧力に飲み込まれている、それが問題なのだ。

2018年、蛆虫のごとく沸いたフリーランスは、その大半が屍になるだろう。気づいたらウォーキングデッドになってはいたくないだろう。

周りのフリーランスは関係ない。君は君の道を行け。本当に好きな仕事、それを手にしているのであれば恐れることは無い。無謀な賭けをせず、かといって臆病で縮こまったりせず、準備が整い運が傾いてきたら勇気を出して飛べば良い。

決して誰かと行こうとしてはならないのだ。今の自分ではできないこと、それを求め、歩んでいる道の先に希望があると信じるしかない、それが本当の自由だ。

私も誰も歩んだことのない道を行く。それしか生きようがないのだから。