SUZUKI YUYAの投機術

投機で経済的成功を求める投機家が随筆する「金融・経済の多岐に渡って活用できる投機術」

FXで利益を出すことにおいて損切りがトレーダーにとって最も重要な技術である

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 FXを始めた初心者にとって覚えることは山ほどあるが、まず1番最初に、そして必ず覚えなくちゃいけないことは「損切り」である。損切りとはポジションが含み損を抱え始め、これ以上の損失が出てはマズいと思う所でポジションを決済し、損失を最小限に食い止める技術である。これはFXにおいて最も重要な技術なのだ。

 証券取引所では、大物相場師だって先のことは見当がつかない。並外れた成功を収めた者も、たいていは小口のトレーダーとして出発した。彼らが闇ブローカーから主に学んだことは、損切りができなければ市場から消えるしかないということだった。

伝説の投機家 ジェシー・リバモア

生き残るために必要な損切り

 相場で生き残る方法はただ1つ、資産を減らさないというシンプルなものだ。そのためにも損失は最小限に食い止める必要があり、それを行う方法として損切りという技術が生まれた。損切りを行わければ一度の間違いで全ての資産を溶かすことも十分にあり得る。ましてやレバレッジを多用する短期売買がメインのFXではなおさらだ。許容できない損失が発生した場合、素直に損切りすることで資産を守り、結果としてトレーダー生命を守って生き残ることが出来る。

損失を少なくすることは利益を増やすこと

 常勝無敗のトレーダーなどこの世に存在しない。常勝無敗に見えるトレーダーは損切りが非常に上手い、それか損切りをする局面を作らないことに長けているだけだ。もし損切りなどのリスク管理が出来なければ、9連勝して順調に資産を増やしていったとしても10戦目に敗北してしまえば全てを失うことになる。そんなバカなと思うかもしれないが、莫大な損失を出して借金を背負いながら退場していった元トレーダーは数えればキリがない。

 

しかし10戦目にたとえ負けたとしても損切りがキチンと出来ていれば、一時的に資産は減るかもしれないがトータルで利益は保持しつつ、その後また勝っていけば損切りが出来ないとトレーダーと比べて、成績には月とスッポン、雲泥の差が生じるだろう。

 

これは遠い上のステージにいるトレーダーだけの話ではなく、取引し始めた初心者にとっても極身近な話である。たとえば月間の成績が、勝ちトレード10回で平均利益が千円、負けトレードも10回で平均損失が五百円だとすれば、差し引き月5千円の利益という計算になる。

 

しかし損切りの技術が上がり、勝敗数は変わらず、勝ちトレードの平均利益も変わらずとも、負けトレードの平均損失を半分の250円までに抑えることが出来れば、利益は2500円も増えて計7500円になる。資産10万円なら利益率は5%から7.5%まで上昇、上手く損切りするだけで実に2.5%の増加に成功している計算だ。

間違いを認めることが成功する秘訣

 多くの人が損切りを出来ずに資産をズルズル減らしてしまう要因として、損切りすることによって自分の行いの間違いを認めることになるからだ。この世にいる大半の人間は、素直に自身の間違いを認めることができない。頭では理解していても心で判断して、間違いを認めるどころか、言い訳をして誤魔化そうとする。

 

相場で利益を上げたいなら、それではダメだ。素直に間違いを認めて、行いを正す必要がある。間違った方法では正しい結果は得られない。少なからずある正しい行いがチャンスを掴ませ、そして利益をもたらしてくれるのだ。自分は正しい、そう思ってポジションを取るのが投機家だ。だがそれが間違いだと気付いた時、自分を正当化するような思い込みをして損切りをしないのは、更なる間違いを招いて多大な損失を被ることになる。

 

私が確かに人より優れている点は、私が間違いを認められるところです。それが私の成功の秘密なのです

ジョージ・ソロス

 イングランド銀行を潰した男と呼ばれるジョージ・ソロスは、成功した要因を何かと問われた際に上記の名言を返した。一時期には270億ドルの運用額を持つ世界最大規模のファンドを作り上げた男が教えた成功要因は、「間違いを認められるところ」という小学生でも実践できるのではないかと思うような内容だった。

だが先程も書いたように自身の間違いを認めることは想像以上に難しく、多くの人間が実践できないことである。だからこそ世界一の投機家であるジョージ・ソロスが誕生したと言っても良い。ソロスの成功を見れば間違いを認められる重要性を嫌でも理解できるだろう。

言い訳は座礁である - SUZUKI YUYA FXで複業

まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。

私の実践的スキルを要約せよ、と求められたなら、ただひとこと「サバイバル」と答えるだろう。まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。

ジョージ・ソロス

 上記の言葉は、ナチス・ドイツ軍によるユダヤ人の弾圧、そしてソ連軍による占領下から生き延びた経験を持つジョージ・ソロスらしい信条だ。この激烈な経験と固い信念があったからこそ熾烈を極める投機の世界でも生き残ることが出来たのだろう。そして言葉通り、生き残り続けた結果、ポンドの空売りなどを代表するチャンスを掴み、成功するほどの儲けを出したのだ。

 

この事例だけを挙げて言うわけではないが、投機の世界で利益を上げたいなら最も重要なことは生き残ることであると言えよう。生きてさえいれば利益を上げるチャンスは必ず来る。リバモアもビクター・ニーダーフォッファーも破産はしたが、諦めず再起することで何度も成功している。

 

損切りは破滅的な損失を回避できる技術であり、トレーダーが利益を出すために生き残るには最も重要で必要な技術である。もし破産から再起する強靭な精神力を持っていないと自覚するのなら、退場する前に早く覚えるべきだろう。