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FXのレバレッジ10倍規制はトレーダーの利益を減らす

FX,レバレッジ10倍規制

2017年9月29日、金融庁がFXのレバレッジを25倍から10倍に引き下げることを検討していると日本経済新聞が報じた。予定では2018年の夏頃にも規制を導入するそうだ。100%と決まったわけではないがもう既定路線として認知されている。このレバレッジ10倍規制は投資家保護のための規制が名目ではあるが、実現した場合はFXで取引しているトレーダーは大きく利益を減らす可能性が高い。

メジャーな取引手法は影響大

FXには大まかに取引スタイル4通りある。ポジションを持つ時間が非常に短いスキャルピング、各市場が回転する前にクローズするデイトレード、数日から数週間ポジションを持つスイングトレード、スイングトレードよりも長く通貨投資と呼ばれる長期取引。この中ではスキャルピング、デイトレード、スイングトレードがメジャーな取引手法で、この3つの取引スタイルはレバレッジ10倍規制の影響を大きく受ける。

スキャルピングは利益半減の可能性

ハイレバレッジで小さい利益を積み上げるスキャルピングは影響が顕著だ。通常は10〜20倍の間でレバレッジを掛けるスキャルピングは、レバレッジ10倍規制を食らったら利益率が最大で半減するので、レバレッジ×複利で爆発的な利益を積み上げるスタイルが売りのこの手法は魅力を大幅に削ることになる。

デイトレードも利益率が大きく下がる

最もメジャーで最もレバレッジ調節がされるこの手法も大きく利益率を削ることになる。デイトレードは常時20倍以上のレバレッジで取引するわけではないが、ここぞというチャンスの際にはレバレッジを大きく掛けて取引する。チャンスが来るまで耐え忍び、チャンスが来たら取引して利益を出す、そうした利益が月間の半分以上を占めるこの手法への影響はスキャルピングよりも大きいだろう。

スイングトレードはロスカットの危険性が高まる

スイングトレードは通常2〜3倍とレバレッジを大きく掛けて取引することは少ないため、規制が利益に直接の影響を及ぼすことはないが、ロスカットの危険性が高まることにより間接的に影響を受ける。ポジションを持つ期間が長いスイングトレードはその分だけ急変動に遭遇する可能性が高くなり、急変動の許容範囲が狭くなるのでこれまで以上に証拠金率に注意を払う必要が出る。規制による50%以上もの許容幅減少に伴いこれまでレバレッジ2〜3倍が通常であったが、1〜2倍でトレードする場面も増えるだろう。また4倍以上で短いスイングトレーダーは比較的長いスイングトレーダーよりもレバレッジの用い方を考えなければならない。

海外FXが主流になる可能性は高い

レバレッジ規制は検討中とのことで各FX会社など関係機関に意見を聞いた上で実施するかどうか決めると政府は言っているが、一部では既定路線に入っており実現する可能性が高いという見方もある。これについては「実現すれば来年内に規制を実施」と実施開始の目処が立っている時点で、とても信憑性の高い見方であろう。

 

既に始めているトレーダーには言うまでもなく、FXは他の金融商品より高いレバレッジを掛けて取引できるのが最大の魅力でもある。10倍程度のレバレッジでは通貨の低いボラリティリティで今までと同じ利益を出すことは難しく、10倍規制は既存トレーダーに大幅な利益減をもたらす。それこそ理論上では高いボラティリティを持つ株式のデイトレードの方が利益を出せる金融商品となってしまう。

 

だが通貨と株式ではまったく違う金融商品なので、日本国内のトレーダーの大半が株式に流れるとは思えない。それこそレバレッジを100倍、500倍と掛けることが出来る海外FXに流れていくだろう。事実、利益に聡いトレーダー達は既に海外FXに流れている。海外のFXはスプレッドが国内FXの5倍近くもあるが、それを補うほどのハイレバレッジを使える。元よりFXは投資ではなく投機の側面が強く、長年続けているトレーダーほどそのことを理解していると同時に、トレンドを掴んだ際に可能な限り利益を出すことを最も重視する彼らにとって海外FXのハイレバレッジは魅力的なのだ。

 

海外FXはインフラの部分で国内FXに劣っていたのは昔の話で、今は国内FXと同じくらい手軽に始められる環境が整ってきている。安い送金手段も確立しサポートも同等以上になっている。それに加えて預け入れ金額以上は損をしない形式を取っている会社が多いのも大きな魅力だ。 日本トレーダーが使う海外FXで1番のシェアを誇るXMのサービス力を見ていると、規制が入ればどう見ても国内会社が海外会社に勝ち得る競争力を保持できるとは思えない。