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レバレッジ規制で日本のFXマネーはどこに流れるのか?

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かねてから報道されていたFXのレバレッジ10倍規制について、金融庁が2018年4月29日に検討に入ったとの報道が出た。予定調和通り年内に実施される見通しで行われているらしく、やはり従来の見立て通り金融庁は既定路線で進めている。現在は規制後の投資マネーがどう流れるかで、国内よりもハイレバレッジをかけられる海外への流入するのではないかとの懸念が議題に上がっている。

日本のFXトレーダーはどこへ行く

規制後はどこに日本のFXマネーが流れるのか?金利が低い通貨から高い通貨に投資マネーが流れるように、稼げなくなった国内FXから稼げる他の金融商品に流れるのは明確なのだが、現在の投資環境を鑑みるに以下の4つが候補となるであろう。

日本のFXに残留組

のっけから正論だが元々高いレバレッジをかける必要がないトレーダー、投資家たちにとってはレバレッジの規制は影響あっても投資対象の鞍替えを起こすほどものではない。代表的な投機&投資手法として、スイングトレード、長期投資、SWAP投資などは低レバレッジで行うので証拠金率など懸念はされるものの、わざわざ海外FXや株式に移る必要性には迫られない。トレード&投資手法だけでなく、大量の資産を持っているユーザーも必要以上のリスクを取らないため、こちらも残留すると思われる。むしろ副業ブームで上記の投資手法をメインとしてユーザーを獲得し急激な流出に繋がらないのではないだろうか。低スプレッドで優位性を持つ大手FX会社も海外FXと競争するためにさらなるスプレッド縮小でユーザー獲得に移るかもしれない。

ハイレバレッジの海外FX移行組

こちらはデイトレードやスキャルピングで勝っているトレーダーなどが目立って移行するかもしれない。800倍や1000倍などのスーパーハイレバレッジは必要無いにしろ国内の10倍では低すぎるとの見方が多いため、従来通り20倍、そして30〜50倍で資産を大きく伸ばせるチャンスがある海外FXへ移行するとの予想は容易だ。今回だけではなく以前から海外FXはパイの大きい日本のFXトレーダーを獲得するため環境を整えており、海外送金などの一手間を除けば日本とあまり変わらない投資環境が出来ている。そのおかげで獲得数は徐々に伸びており、レバレッジ25倍まで規制された当時よりも親しみも認知度もあり、1番有名なXMなどは聞いたことがあると思う。実際に私もXMに口座を持っている。

金融緩和で追い風吹く日本株式

こちらは投資対象を丸々と変え、株式のトレードに引っ越しする組だ。日銀の金融緩和を原材料として追い風を受けている日本株式へ以前から参入したいと考えていた層は多数いると思うので、通貨トレードに見切りをつけるトレーダーは一定数いると思う。NISA枠など投機向きでないとは言え税制面での優遇も切り替え意欲に駆られる1つだろう。

 

1つの懸念を言えばFXマネーはその大半が投機マネーなので、このFXマネーが引き金となり日本株式のバブルを弾けさせるのはではないかということだ。これに対しても金融庁は対策を考えてくるかもしれない。

一攫千金を狙った仮想通貨

2018年初頭に高値を付けた以来、1BTC100万行ったり割ったりしている値動きが荒い仮想通貨だが、このボラティリティの高さに目を付けてトレーダーは大勢いる。既に参入したトレーダーも数多く見受けられるが、参入を見送っていた慎重派なトレーダーもレバレッジ規制を機会に移るだろう。同じ通貨でありFXのように 高いレバレッジをかけられる仮想通貨FXは心理的な障壁も少なく、仮想通貨で億万長者になった人達の姿を指を咥えて見ていたトレーダー達も「今度こそ自分も!」と鬱憤を晴らすかのごとく移るのも予想は簡単だ。

2000億円以上の莫大な投資マネーはどこへ

有名なのでご存知の人も多いだろうが、外国為替証拠金取引市場において1日5兆円分もの日本のFXマネーが動いている。しかもこれは全て日本の個人投資家によるマネーで、世界の個人投資家の36%以上を占める額である。外国為替証拠金取引すなわちFXが世界で最も利用されているのが日本国なのだ。ここまでの市場として育った背景として、円安円高どちらにしろ影響を受けやすい貿易国として為替が馴染み深い国民という下地に、金融規制緩和の中でハイレバレッジをかけられる&個人でも低い手数料で取引できるFXが登場したからである。

 

先に挙げた5兆円はレバレッジが掛けられた金額であるため、これを25で割ると2000億円という数字になる。この2000億円が証拠金として日々為替市場に影響を与えているのだが、今回のレバレッジ規制でこれがどれだけ為替市場から流出するのか、流出したマネーはどこにどれくらいの額が流入していくのか、そして流出と流入による市場の変化は?国内FX、海外FX、株式、仮想通貨、行末を見守るのも面白い。