SUZUKI YUYAの投機術

投機で経済的成功を求める投機家が随筆する「金融・経済の多岐に渡って活用できる投機術」

作品の価値観は映すべきか?

幸色のワンルーム ドラマ 原作 取り止め 実写

 

 多くの作品が世に出るようになった現代社会。人の価値観や見方も昔以上に増加したため、作品ひとつとっても感想は様々でしょう。

 そんな中、例によって見かけたヤフーニュースが「テレ朝が予定していた連続ドラマの放送を取りやめ」というもの。

 物語というジャンルが好きな私としては気になる内容だったので、取り扱っていきます。

 

 ニュースと原作とあらすじ

 ニュースの概要は、原作漫画の「幸色ワンルーム」という作品が、「誘拐肯定では」という指摘を受けて、結果的に放送を見送らせることになったというもの。

 調べてみると、原作の漫画はpixivコミックで連載されており、「恋でも家族愛でも友情でもない、人間同士の幸せ」と思って、作者は書き始めたようです。

 あらすじは、虐待やいじめを受けていた少女がある日、青年に誘拐という形で保護され、そこから同居生活していくというものですが・・・

作品のテーマ

 正直、私は原作知りませんし、上記に書いたあらすじだって、ネット知識とpixivコミックのようなネットで公開されている電子書籍好きな友人の話を聞いて、ざっくりと書いたものなので、放送の見送りに対しては肯定も否定も出来ません。

 しかし作品だからこそ伝えられることもあるもの。今回は物語を作品として、世に出すのに必要な「テーマ」について、軽く触れていきたいと思います。

作品の通すべき「テーマ」

 私毎回思うのですが、単純な娯楽である物語を、作品として本当に質の高いものにするには、自分の持つ明確な「テーマ」を表現しきることだと思います。

 ギャグ漫画のようなものでも、「娯楽的な要素を入れ、人を笑顔にする」ことをしっかり考えて創ることで、面白くなると考えています。ただしこれを免罪符にして、ただテンプレや自己満足のために作った作品で金を取られるのは疑問でしかありませんが・・・。

 

 人間は価値観や考えに偏りがあっても、完全に同じであるという人はまずいません。現代社会で定義するような一般的な倫理も、人やコミュニティ、その時代の状況や環境によっては、意味をなさないものになりえます。

 だとすれば、物語(漫画、小説、映画など)は、その人の考えを表現する手段のひとつでもあるので、どうしてもその考えを発信したい人からすれば、社会に出すなという方が無理な話です。それどころか上記のような物語でしか伝えられないことだってあるはずです。

 

 このニュースの作品は、単語だけ見れば似たような作品は探せば、いくらでもありそうな気がしますが・・・。

 ちなみに私の場合は、誘拐と同居生活という言葉から「ハヤテのごとく」を思い出しました。さすがに作風が違うと思うけど。

現代社会では難しい「テーマ」

 ただ現代社会では、これを通すことすら難しいです。というのも、それが悪影響になって社会に大きな影響を与える要因になる可能性もあるのです。極端なたとえかもしれませんが、犯罪非行心理学では、暴力ゲームが非行に影響を与えるかなど、作品が与える影響について現在でも研究が行われています。

 

 さらにSNSが発達した今、すぐにでも感想や批判が生まれるので、そこらへんは覚悟が必要な時代。それこそ、このニュースのようなことが起きるのも事実です。「万人受け」なんて言葉がありますが、今の時代ではそれが通用するのかも怪しいところ。

 

「テーマ」は人を作る

作品 物語 小説 映画 ドラマ 幸色のワンルーム

 人の価値観や生き方が多様化し、現代社会の制度や倫理観を考えれば、今回のようなニュースがあるのも致し方ないことです。

 しかし物語には物語の良さがありますし、だからこそ伝えられるものがあるのだと私は思います。それこそ今のように考えが多様化するのは、先人たちが作り上げてきた物語に私達が影響され、それぞれの作品に共有しているからと言えるでしょう。

 そのメリットとデメリットや、社会的モラルなどを自分でどのように判断するかが重要だとも思います。

 

 今回の作者のお言葉を見る限りは、しっかりとした考えを持っていると思われるので、放送は何らかの形でしてくれるのではないかと思います。

 まあ、原作読んで、やっぱり放送は難しそうだと思う可能性もありますけどね(無責任)