SUZUKIYUYA.COM

FX、株式、仮想通貨、商品、債券、トレードで人生を素晴らしいものに変える

パウエル氏はタカ派で利上げ推進、日銀は緩和減速、米国は保護主義再燃

f:id:TheSuzukiYuya:20180302091132j:plain

 今週はボラティリティが大きかった。平昌オリンピックを無事に開催し終え、世界にはささやかな達成感が満ち溢れ、穏やかな週末を迎えると誰もが思っていた。しかし、この小さな島国で穏やかでない週末を迎えた男がいる。そう私だ。いや、そこまで怒り狂ってるわけでもないが自国の中銀にヤられた。

今週は南北関係改善から始まる

今週の振り返りとして平昌オリンピックがまず先に来る。スケートの高木姉妹が可愛い、ではなくて韓国は北朝鮮と穏やかな融和ムードでオリンピックを過ごし、無事に成功させることができた。中には北朝鮮の美女応援団にチャチャ入れに行ったコスプレマンが二人ほどいたらしいが、自国防衛(殺戮)兵器作成に集中している国の方々がいまさらそんなチャチなことを国際問題にすることはなく、めちゃ寒い中暖かい雰囲気で選手の活躍を見守った。この時、市場は地政学リスクが減ったということで107円29銭まで反発。

 

ちなみに、韓国はチョロい、と調子に乗った北朝鮮は続いて米国相手に対話検討という時間稼ぎカードを切り始めるが、数々の戦争を勝ち抜き世界を自由に闊歩する自由の国アメリカがそんな薄っぺらい外交政策を許すはずはなく激おこ。オリンピック終わるの待ってましたと独自で制裁強化し始める。

パウエル氏は利上げプッシュ

2/28、FRB新議長になったパウエル氏は初証言で、米経済の堅調さとインフレ見通しへの自信をもとに一段の利上げが適切との考えを示し、市場は年4回の利上げ観測を前進、ドル円は107円68銭まで上昇。ちなみに私はパウエル氏が明確な方針を出さないと予測していたので、ドル円ショートをかけていた。その後、ドル高への雰囲気が濃くなりつつあったが、NY株式市場が急速な金利上昇への恐怖で107円前半へとプチ下落。逆張りショートは成功した。

パウエル氏の初証言待ちのドル円 - SUZUKI YUYA | 貧乏社畜な投資投機家

日銀の出口戦略時期は2019年

パウエル氏の初証言では伸び切らないが潜在的ドル高は高まる - SUZUKI YUYA | 貧乏社畜な投資投機家

 年4回の利上げ説がホットになったのを見て、私はドル円ロングポジションを積み増した。その矢先、日銀は国債の買い入れ額を100億円減額、これにより市場では出口戦略の思惑が再浮上しドル売りで反応、107円を割っていった。翌日、黒田総裁は「金融政策正常化は経済・金融情勢を勘案しながら、かなり緩やかに進められる」と発言しドル円の上値を抑える。加えて「2019年ごろには出口戦略について議論している」と出口戦略を始める時期を示唆した。

日銀の超長期国債買い入れ額が100億の減額で円高 - SUZUKI YUYA | 貧乏社畜な投資投機家

保護主義の暗雲

 日銀の行動・発言から106円55銭まで円高が進んだが、影響は限定的と見た国内勢の買い戻しに加えて、米ISM製造業景況指数と新規失業保険申請件数が強く107円20銭まで反発。しかし、トランプ大統領が鉄鋼やアルミに対する関税強化を表明したことから保護貿易に対する懸念が膨らみ、そしてNY株式市場も大幅に下げたこともあり、106円付近まで下落、その後も止まらず週末には105円25銭まで下がる。

 

アメリカでは今年の秋に中間選挙があるのでその選挙を意識して一段と貿易保護へ取り組む可能性もあり、保護主義という暗雲がドル円を覆っている。また、各国の報復もリスク要素になっており、現にEUは25%の報復関税を適用するか検討中ということで、市場は中国や他の国々の出方を窺っている様子。しばらくドルは回避されそうだ。

ドル円は下げても上がりにくい

日銀は緩和を緩めていくなど金融政策の緩やか変更をしていき、そしてトランプ大統領は保護貿易に突っ走り、各国はその対応に迫られる、というダブルパンチである。唯一、米経済が非常に良い状態なので来週の雇用統計の中で時間給賃金が良い数値を出せば利上げ4回説が存在感を大きくする可能性が、ドル円が上昇する要素である。

 

私は108円に向けてドル円ロングポジションを積み増したが、これがわずかであったのと時間がかかると踏んでいたのが幸いだった。しかし、日銀やトランプ大統領の動向と市場の雰囲気を見てる限り、そう安々とは上がって行かなそうなのでカットすることを視野に入れて来週は市場と付き合いたい。