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投資一本の専業よりも兼業を持っている投資家の方が成功しやすい

専業投資家,兼業投資家,

   会社員で株やFXの専業投資家(またはトレーダー)を夢見る人は非常に多いと思う。何を隠そう私自身も専業を夢見る1人だ。確かに専業は会社員と兼ね合うよりも時間的にも自由であり、また違った負荷はあるものの会社員と比べれば軽い。 

人間、特に日本人は1つの分野に特化することで生き残ってきた人種であり、それは祖先から私達が受け継いできたDNAでもある。しかし、こと投資に関しては投資のみに専念するよりも複業の1つとして取り組んだ方が成功しやすい。

FX・為替の専業トレーダーを目指します - SUZUKI YUYA | FXの兼業トレーダー日記

私は「専業投資家」という目標があり、その意気込みについても記事にしたことがあり一見矛盾するように見えるかもしれないが、今回は投資一本よりも何か別に仕事を持っている兼業投資家の方が成功しやすい理由を述べていこう。

専業投資家は条件が厳しい

専業投資家になる、というよりも専業投資家として生き残るための条件は厳しく、キャリアが短いと達成は困難だ。専業投資家になるには「兼業投資家よりもリスクが低く、そしてリターンが大きい」という状態まで持っていかねばならず、この領域まで行くには相当のスキルと資産が必要になってくる。

 

まず第一に必要なのは、確かな投資能力を持っていることだ。当たり前ではあるが、ついつい熱くなるとここをすっ飛ばしてなってしまう人がいる。投資能力といっても多岐に渡るが、価格や価値から適正なタイミングを測る能力、価格と価値の差異を見つける銘柄(通貨)選定力、自身の手法と合致した精神力、多くの失敗の経験、物事を理解できるぐらいの知識、細かく言えばキリがない。

 

第二に投資では切っても切り離すことができない資産。多少の失敗を許容できることはもちろん、精神的にも戦略的にも豊かでいられるほどの量。精神的な安定度や目的の利益額など、ここは個々の手法や性格で決まってくると思うので十人十色。1億あっても足りない人もいれば500万あれば十分な人間もいるが、これは投資を続けていく内に自然とわかるようになるだろう。

 

では以上の2つをもう少しだけ細かく見ていこう。

 

十分なパフォーマンスを出せる投資能力

専業として生きていけるだけのパフォーマンスを出せるか?これはクビにならないだけの会社員としての能力があるか?と同じぐらい当たり前の話だ。どんなに資産を持っていようともパフォーマンスが悪ければ生活費の分だけ資産は減る一方、利益を上げられないのであれば専業投資家とは言えないだろう。

 

十分なパフォーマンスを出し続けるには、十分な知識と経験が必要だ。これをこの場では「専門性」という言葉に全て内包しよう。

 

投資対象は一括りにできるものではなく、その中でも株式や債権や不動産、通貨やコモディティ商品、などの細かい分野がある。さらに細かく分類して見れば、日本株や米国株、マンションや土地、ドルやユーロ、小麦やコーヒー、これ以上細かくしていくことも可能(セクターや時間軸)だがこれぐらいにしておこう。

 

もちろん、誰しもがどれか1つに投資済みだとは思う。しかしそれは専門と言えるぐらいの領域に達しているだろうか?どれも中途半端な経験しかない、ということはないだろうか?これは分散投資が長らく善とされてきたため、中途半端にしか経験していない人が多いと思っての質問である。

 

投資の神様であるウォーレン・バフェット先生は「投資対象を論文1つ書けるぐらいの理解が投資には必要である」と述べたことがある。ご本人的には、あまりにも当たり前過ぎて何度も口にする必要がないと思っているレベルの言葉だ。これが投資の基準だとすれば、どれだけの人が基準をクリアした上で資産を投じているだろうか。

 

日本人は特化を善としてきたが、こと投資に関しては分散を善としてきた。分散は無知に対するヘッジであるが、それはあまり投資に詳しくない、そして投資に対して多くの時間を割くことができない人たちのためのやり方である。投資に対して多くの時間や情熱を注いでいるのならば、専門家と言えるぐらいの知識や経験や自信を持ち、実際にその専門分野を主に投資に臨むのが理想であり正しい姿勢と言えるだろう。

 

ましてや専業投資家になるならば1つ専門を持つことは非常に重要で、持っていないなら話にならない。持ってさえすれば、専業に必要な投資能力は備えているということになる。

重要なのは利益を出し続けること

 専門を持っていることで1番の重要な部分はどこなのか?と言われると、専門の分野を持っていないと利益を出し続けることが非常に難しい、よりかは不可能であるからだ。利益を出し続けることの重要性は、言わなくてもわかると思う。出し続けなければ生活はいずれできなくなり、資産を増やすミッションを達成していないことになるからだ。

 

ウォーレン・バフェットの平均パフォーマンスは年利にして約20%以上だったと記憶しているが、天才のパフォーマンスはここが目安だろうか。年利20%はどうやって叩き出したのか不思議なぐらいすごい数字だが、FXをやっている人ならそこまで驚かない数字だろう。私も月利で20%出したことがある身なので、年利20%は達成不可能な数字ではない。

 

しかしバフェットの天才性は年利20%を出したことではなく、長年それを安定して継続してきたことである。そしてもっとすごいのが、時代の移り代わりを全て乗り越えて継続したきたセンスである。

 

株にしろFXにしろ、現状と同じ相場が永遠と続くのであれば可能である人も多いだろう。だが時間や時代の経過とともに相場は変化する。バフェットは高い専門性を持つことで、変化しつつハイパフォーマンスを継続してきたのだ。まさにダーウィンの「変化するものが生き残るのだ」の最たる例だろう。

 

いきなり投資の神様を持ってきたのは卑怯な感じもするが、まさにウォーレン・バフェットみたいに驚異的な利率、そして圧倒的な安定力、そして常人離れしたセンスを持ってる天才のような所業が必要、とまでは言わないが近い能力を持ってないと専業は厳しいだろう。これを可能にするのは高い専門性だ。

資産を十分に用意出来るか

これは個々との相談でもあるが、ある程度の投資経験があれば専業投資家をやるために必要な量というのは薄々気づいているかと思う。年利10%出せる能力の持ち主で投資なら5000万、月利3%出せる能力の持ち主で投機なら1000万、など過去の成績と自分の生活を照らし合わせれば浮き出てくるはずだ。

 

しかしデータ上の仮設だけでは不慮のケースに遭遇した場合、そこで挫折する可能性がある。相場に関わるなら常にテールリスクに引っかかる可能性は絶えない。それを考慮した上で多めに見積もる必要がある。死ぬまで投資をするなら誰しもがテールリスクを引き当てる可能性は十二分にあるので、ここは絶対に無視してはいけない。

 

著名な投資家or投機家を見ても、テールリスクを引き当てたことの無い人間の方が少ないということは頭に入れておくべきだ。かの有名なジョージ・ソロスですら、常人では耐えられないような損失を数々出してきた。なんならヴィクターニーダーホッファーは大イベント2回で2回とも自身のファンドを潰している。

 

上記の例は少々極端な気もするが、誰もがバフェットみたいに上手に避けれるわけではない。ビックバンが発生したら仕方ない、と腹を決めるのも良いがスモールバンで投資人生を挫かれない程度には必要である。

リターンが大きければ資産は少なくても大丈夫だが

当たり前の話だが億以上の資産を持っている人も専業投資家になっても大丈夫だ。この種の人たちは言うまでもなく、生活に困る可能性が非常に少ない。少ない利率でも莫大な資産のおかげで安定的に生活費を稼ぐことが出来るのに加えて、会社員を辞めて年率1%でも上げることが出来れば長い目で見た場合、資産額次第では専業になるリスクよりもリターンが上回る。1億程度ならば兼業の方がリターンが大きい可能性はあるが、2億もあったら十分に専業になるリスクよりリターンが大きいはずだ。

 

しかし、少ない資産で専業投資家になるリスクをリターンが超えることが出来る人は非常に少ないと断言しておこう。その出来る人とは、限られた天才だけである。抽象的なのでより詳細を書いていくと、「専業になった方が資産の増加が早い人」、もっと深く掘り下げれば「専業になると生活費分以上の利益が増える人」である。

これら会社員を辞めるとパフォーマンスが上がる人は、専業トレーダーになった方が資産の増加率が大きい。故に、会社員を辞めるリスクよりもリターンの方が勝ってるのである。資産は小さくても著名投資家に匹敵するもしくは近い驚くべきパフォーマンスを出し続けられる人なら資産は小さくても良い。がそんな人は滅多にいないだろう。

兼業投資家のメリット

 

この2つの条件が揃っている人間は非常に少ないが、専業投資家へなるのを諦めるのはまだ早い。今すぐに専業投資家になれなくても、兼業投資家を続けている内に専業投資家の条件はクリア出来る。多くの人がロールモデルにするべきであろうタイプは、「兼業投資家を続けていく内に自然と、投資能力と資産が専業レベルに到達する」である。そして専業投資家になり生き残るほどの能力と資産を獲得したことを成功と捉えた場合、いきなり専業投資家になるよりも兼業投資家で地道に続けていった方が成功しやすい。

生活の安定により精神が安定する

 投資で高いパフォーマンスを出すには、自身の感情を制御して賢明な行動を取る必要がある。これを支えるものとして精神の安定は必要不可欠だ。投資のアクションを取るタイミングで手強い敵となるのは、市場でも参加者でも投資対象でもなく、それは自分である。恐れや不安、盲信や都合の良い思い込み、これらの精神に飲み込まれると正常な判断を下せなくなる。

 

 兼業であれば投資が上手く行かずとも路頭に迷うことには繋がらないので、経済的に極貧困に陥るという恐怖を無くすことが出来る。そればかりか生活自体は安定しているため、資産が減って落ち込むことはあれど生活に支障をきたすわけではなく、精神的に立ち直ることも再起を図ることも容易である。これがあるのと無いのでは、精神の平穏は格段に変わってくる。

会社員は兼業投資家の強い味方

 専業投資家に憧れる人の大半は、やはり会社員の身分である人が多いと思う。時間的な拘束や、精神的な重苦しさ、何より面白くない仕事、など良い環境に身を置けなかった場合は「苦しい&辛い&退屈」の極悪ハッピーセットを喰らい続ける必要のある会社員だが、会社員の社会的な保障制度は充実しているので兼業投資家にうってつけだ。資産がまだまだ少ない内や、他に仕事が無い時、などは社会経験と同時に資産を蓄える修行時代だと思って続けるのは良い選択だろう。かくいうバフェット先生も25歳前後までは会社員だった。

安定した資産追加で複利効果を最大化する

 兼業であれば貯金が出来るので、安定して投資資産の継続的追加が可能だ。継続的にある程度の量を追加出来れば、その分だけ資産が増えるのはもちろんのこと、複利の効果を最大限発揮することにより資産増加スピードは上がる。特に短期売買であれば、安定したパフォーマンスが出せるのが条件にはなってくるが複利の効果をもっと強力に発揮できる。長期投資でもやはり早い内から資産を追加していった方が複利の恩恵を受けやすく、専業投資家へ早く到達したければ兼業投資家を続け、早期に資産を積み重ねるべきなのである。

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稼げるなら会社員を辞めるのも1つの手段

アフィリエイトで月収50万ぐらいあるとか、サラリー以外に稼げる道がある人は会社員を辞めてそちらに注力しつつ、投資の時間を増やす方が資産の増加率が増える場合がある。生活費は全てそちらで賄い、残った金を資金として投入し、投資益はまたそのまま再投資することができれば会社員時代と成長構造は何も変わらない。

 

ただこの手段は会社員を辞めても収入が減らず、逆に増える人だけである。会社員を辞めれば税金は増え、安定性も落ちていく。それを上回ることができる人だけ、会社員を辞めても資産増加率を増やせる。先程の「会社員は兼業の強い味方」と矛盾するようだが、「会社員を辞める」という選択肢としては非常に有力なので書かせてもらった。当然、私も最終的には専業投資家になりたいが、当分はこの会社員ではない兼業トレーダーの道を目指している。

専業の道のりは険しいが到達不可能ではない

 最初から専業投資家の条件を満たしている天才である人は少なく、誰もが最初からなれなくて当然なのだ。短期売買で驚異的スピードで資産を増やせるトレーダー、テンバーガー株を引き当てられる株式投資家、億の資産を持っている人、これら天才でしか早足に専業投資家になるのは不可能。億の資産を持っている人を天才と位置づけていいのか迷ったが、自力で資産を築いた人、ラッキーで資産を築いた人、親の資産を引き継いだ人、これらも天から賜ったものだと思うので天才に分類した。

 

 投資でお金を稼げることを身を持って感じたり、自分が投資だけ生活できる可能性が見えてくるとどうしても心躍り焦ってしまうものだが、まずは焦らず兼業の良さをじっくり味わってから専業を目指すのが良い。著名な投資家がみんな最初から天才だったかというと実はそうでもない。むしろ苦労している場合が多く、長らく兼業をやったり、うだつの上がらない時期を過ごしたり、時には破産まで追い込まれたりしている。

 

だが著名な投資家に共通するのはドップリ長く投資家としてのキャリアを築いているという点だ。キャリアが長く続けば、当然だが資産も経験も多く積み重ねることが出来るので、自然と専業投資家の条件を満たしてくる。またその頃には相応の知識がつき、自分がどのようなポジションで生きていけばいいのかも見えてくるはずだ。そうすれば専業や兼業など投資に限らずベストなワークスタイルを見つけることができる。それこそが専業投資家になるのと並ぶ、成功と呼ぶに相応しい生き方ではないだろうか。