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トレードで勝っても負けても引きずらないのは技術の成長があるから

 トレードでは情緒不安定になる人間が多い。それもそのはず、お金とは生活に直結するものなので、それが増えたり減ったりすることに感情的になってしまう。それはある程度は致し方が無いことではあるが、これからもトレードしていくのであれば抑えられるようにならなければならない。

以前の私は感情のコントロールが以前よりも下手だった。勝てば嬉しく、負ければ悲しく思う。それは現在だって変わらず、勝てばポジティブに、負ければネガティブになる。といっても以前の比ではない。当然、人間なのだからいつだって感情と切り離すことはできない。しかし、私は以前の1/20ほどに感情を抑えられる。

それどころか、勝っても負けてもポジションが解消されれば気持ちがすっと晴れる。これは数々のトレードによる経験と精神の鍛練によって誰でも会得できるものでもあるが、そもそもトレードというビジネスへの理解が深まれば鍛練の必要もなくできる心の持ちようである。

 何故ならトレードビジネスは自分の技術を駆使して利益を生み出すものだからだ。

 

金融の世界でコントロールできるものは己のみ

 よくよく考えてみてほしいが、相場の価格を読み切ることは不可能である。チャンスを活用したり、ピンチを凌ぐことはできるようにはなるが、根本である相場を自在に動かすことは不可能なのだ。その中であなたの資産が増えたり減ったりすることに、あなたの落ち度があるかと言えば、その割合は非常に少ない。

相場では正しい振舞いをできるかどうかで利益が決まるが、それでも上限はあり、そしてリターンがある限りはリスクも存在し、そのリスクに引っ掛かれば損失は出る。この世界において損失は免れないようなもの、いわば利益を出すための経費なのである。

つまり利益が出るか損失が出るかは所詮相場次第であって、その相場をコントロールすることは不可能なのだから、利益や損失に過敏になってしまってはいけないのだ。トレードも普通のビジネス同様に、いかにコストを抑えて利益を出すか、一般的な経営と変わらない。

損益を出すことはコントロールしようがないが、損失を最低限に抑え、利益を最大限に高める努力はできる。それは相場をコントロールするのではなく、己をコントロールする、いわば技術なのである。

勝敗どちらでもあっても自分の技術が磨かれる

 権力、名誉、お金、独自の技法、それらはいくらでも人から奪うことができる。だからこそ平気でそれがまかり通らぬように法律で守られているのだ。しかし、経験だけは人から奪うことができない。相場はあなたに利益を授ける存在でもある一方、お金を毟り取っていく存在でもある。

それでも相場は経験だけはあなたから奪えない。むしろ経験だけこそは相場が一方的に与えてくれるものなのだ。その経験があなたの知恵や行動、つまり技術となり、いつの日か利益となり、生み出した利益があなたの血肉になる。

勝っても負けても自分の経験知は増え、技術がより磨かれていく。相場で失った金は次なる利益のためのコスト、高い代償ではあるがあなたを強くする特別な授業代なのだ。与えてくれるのだからそこは甘受すれば良い。

トレーダーは自分の技術のことだけを考えればいい

 トレーダーがいくら損益のことを考えたってコントロールできないのだから一喜一憂したって仕方が無い。それよりも次になる機会に備えて技術について考えなければならない。どうやればもっと損失を減らせるか、どうしたら利益を増やせるか。手法を磨くのもそうだが、相場についての勉強、市場調査、やることは山積している。

私も感情的にはなる場面は何度もあるが、感情の赴くままに行動はしない。例えば、何百万の損失が出れば落胆するし悲しくなる。しかし、だからといって躍起になって取り返そうとはしないし、悲しみを引きずりはしない。

むしろ自分の技術に不足しているものを確認できるので、まだまだ成長できることに対してワクワクする。この先、さらなるチャンスに出会えた時、自分がどう戦うか、将来を想うとやる気が湧いてくる。

これは勝っていてもそうだ。勝てば嬉しいし、ミュージカルの一つでも歌い踊りたくなる。したくなるというより、私は本気でミュージカルをやっている。だけど喜びを引きずりはしない。

パーフェクトな取引などいつも出来るはずはない。勝ったとしても落ち度は当然のように出てくる。取引終了後に見えた自分の欠点、また不足している部分に目がいく。そうなると負けた時と同じく、自分の成長意欲が掻き立てられ、将来に対しての希望が湧いてくるのだ。

チャンスは巡ってくる

 もしトレードでズタボロに負けていたとしても、その負けが永遠に続くわけではない。チャンスが溢れているこの世界では、いずれそのチャンスが自分にも巡ってくる。これがこの世界の非常に良いところだ。

せっかくチャンスが転がっているのに、負けを引きずって目を曇らせ、損益にばかり気を取られていてはチャンスを掴める技量を得ることはできない。それどころか、そういう奴はこの世界でカモになる。

トレーダーには2種類の人間がいる。トレードとは何たるかを理解している人間と、自分がカモになっているかどうかがわからない人間。これは知識や経験の差ではない。自らの技術を高めようとしているかどうかだ。

これを読んでいるあなたも損益に振り回されてトレードするカモになることはせず、己の技術向上に取り組む優秀なトレーダーを目指して欲しい。