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人生に行き詰った時は苦い思い出がある懐かしい場所に行くと効果的だ

 先日、久しぶりに古い友人と通勤途中にばったり会った。連絡は取り合っているはいるが、中々会えない友人だ。その日は互いに時間があるからと昔よく行っていた場所で落ち合うことを約束し、仕事を終えてからゆっくりと語り合った。

友人が非常に少ない私なので、やはりこうやって人と会うと嬉しく思う。そう感慨に耽りながら互いに近況を語り合い、仕事や結婚などの人生について真剣に意見を交換していた。

私の方は納得がいっていないものはあるが概ね順調である。しかし友人はどうやら苦境に陥っているみたいだ。「大丈夫、昔のお前ほどイかれてる状況じゃないからさ!」とそこから昔話に花が咲いた時、当時の感情などの状況が鮮明に蘇り、あの頃に持っていた今とは違ったハングリーハートも戻ってきた。

 

苦い過去がある場所はあらゆる記憶を呼び覚ます

 友人と語り合っていた場は、私がホームレス時代によくお世話になっていた場所だ。あの頃は何もかも上手くいかず、無知のせいで打てる手立てを失っていた。毎日、どうしたら良くなるのか、どうしたら這い上がれるのか、考えて行動してはいたが大したことができず絶望感が共にあった。だが絶対に好転させて見せると希望も消え失せることはなかった。

あの頃から変わったことはたくさんある。仕事、精神、技能、知恵、挙げたらキリがない。ただ自分としては変わっている気はしておらず、成長してる実感がイマイチ沸かない。しかし昔の気持ち、絶望と希望を思い出してからというものの、自分がどう変わったかをよく見えてくる。

確実に好転している。18歳の頃、公園のベンチで夜空を眺めること何百回、毎夜毎夜、闇に呑まれないようにと心を奮い立たせていた。あれから早5年、私はあらゆることにおいて格段に成長している。昔の私が居たらきっと褒めてくれているだろう。

同時に怒ってもいるだろう。何故もっと攻めないのか?とか、大胆さが無くなっているとか。今の私を昔の視点で見ればそういう風に見えている。そしてこれは非常に正しい感想だ。あの頃の激しい情動が今の自分のままでは足りないと心を突き動かしてくる。

過去の視点からこそ見えるものがある

  アリストテレスも言っているように、我々は我々の行動の集大成である。過去の長い連続に現在というスポットがあるのだ。そして現在から未来に向けて行動していき、また自分が作り上げられる。

自分でも気づいていないが過去に囚われている人間は多い。過去ばかり振り返っていても何にもならないのは当然ではあるが、過去の視点から現在の自分を見ることで人生の軌道修正チェックをできるのだ。

そこで過去に思い描いた未来(現在)とどれぐらいの差異があるのか、そしてどうしたらその差異を修正し今想う未来へと進めるのか、それを発見することができると考えれば過去の視点に立ち戻ることには価値がある。

人間はいつも取捨選択をしている。ここまで来るのに反省と後悔はやまほどあるだろう。その記憶の中で取りこぼしているものがある。また今となって思い浮かぶ選択肢もある。過去の視点からそれを発見できれば、自分の更なる成長への有効な一手となるだろう。

過去の強い情動を活かす

 現在の行動は過去の学習によって形成されている。そして人間が強く学習する時は必ず情動が深く関わっている。過去、点在するターニングポイントを振り返ってみればそこにはいつも強烈な感情があったはずだ。

どうやっても人間の頭と心は切り離せない。あらゆることに精神が直通しているのだ。精神とは感情、そこから全ての行動が生まれる。嫌なことはやらないし、好きなことはやりたがる。名誉を受ければ自分に自信が生まれ、屈辱を受ければ晴らそうと学習する。

その強烈な感情は学習するきっかけを作った強いものだ。苦い思い出がある懐かしい場所に行けば、その時の状況だけでなく感情までもが蘇ってくる。それが今の自分を作るきっかけになったのだから、またそれを活かせば未来の自分を作るきっかけにもなるはずだ。

 

 人は気を抜けば惰性で生きる生き物なのだから、過去の情動を克服、または改善するとその強い情動を忘れてしまう。何となくモチベーションが上がらない、努力に行き詰まりが見えてきている、そんな時は過去を思い出し、過去から活力と新たな視点を貰ってみると良いだろう。